乳幼児期のかかわり方

1.乳幼児期は“感情の土台”が育ついちばん大切な時期

「三つ子の魂百まで」と言われるように、
0〜2歳頃までの体験は、その後の人生の心の基礎になります。

昔は「数え年」だったので、「三つ子」は本当は2歳。
でも、2歳を過ぎたらもう遅いわけではありません。

小学生・中高生・大人になってからも、
心の中では「0〜2歳モード」がそのまま動いていて、
いつからでも癒し直し、育て直すことができます。

2.胎児期・出産・乳幼児期で何が起きているのか

  • どんな妊娠期間を過ごしたか
  • どんな出産だったか
  • 出産後の環境はどうだったか
  • どんな赤ちゃんだったか

こうした体験は、赤ちゃんの中に
「私はこういう存在なんだ」「お母さんはこういう人なんだ」
という “勘違い” =思い込み をつくります。

その勘違いが、やがて

  • 母子分離不安
  • バーストラウマ(出生時のトラウマ)
  • 過剰な甘え/依存
  • ひきこもり・攻撃・自己否定

などの形で現れてきます。

チャイルドセラピーや感情教育では、
この「胎児〜乳幼児期の勘違い」をやさしく書き換え、
インナーチャイルドやトラウマを残さない子育てを学んでいきます。

3.泣くこと・怒ることは「悪」ではなく、心の浄化

乳幼児期の子どもは、激しく泣いたり、怒ったり、
ときに「手がかかりすぎる」と感じるほど感情を出します。

けれど本来、

  • 泣くことは、心の浄化
  • 怒ることは、「分かってほしい」というサイン

です。

安心できる腕の中で泣ききると、

  1. 怒り泣き
  2. 悲しみ
  3. あきらめのフタ
  4. 淋しさ・甘え
  5. 「本当は大好き」

というプロセスを経て、
親と子は本来の温かい絆を取り戻していきます。

「泣かせない子育て」ではなく、
「泣いても大丈夫な子育て」 を一緒に学んでいきましょう。

4.こんなお悩みに

  • 癇癪・夜泣き・後追いが激しい
  • ママじゃないとダメ/逆にあまり甘えてこない
  • 抱っこ・おっぱいを嫌がる/離れない
  • 人見知り・場所見知りが強い
  • 下の子が生まれてから不安定になった
  • 「どうしても可愛く思えない」と感じてしまう自分がつらい
  • 子どもの泣き声を聞くと、イライラや絶望感が出てしまう

こうした背景には、
お子さんの中のバーストラウマや母子分離不安、
そしてお母さん自身のインナーチャイルド
が関わっています。

「母親なんだからしっかりしなきゃ」と頑張り続けるよりも、
まずは お母さんの心の叫び にも、そっと寄り添っていきましょう。

5.BlueWinds式・乳幼児期の関わり方(基本ステップ)

  1. 泣き・怒りを安全に受け止める
    • 泣くこと・怒ることを「悪いこと」にしない
  2. 子どもごころの本音を“翻訳”する
    • 「淋しかったんだね」「ママに見てほしかったんだよね」など
  3. 愛のある躾けで境界線を教える
    • 「あなたがダメなんじゃなくて、その行動が困るんだよ」と伝える
  4. お母さん自身の心のしこりをケアする
    • 罪悪感・心配・期待・制限に気づき、ゆるめていく

この「大人ごころ」が育つほど、
目の前の子どもごころにも、穏やかに向き合えるようになります。

6.乳幼児期のためのおすすめ講座

親と子の「子どもごころ」躾け講座(動画)

13,200

乳幼児〜幼児期の「泣く・怒る・イヤイヤ・甘え」に
どう関わればいいかを、具体的な声かけ・躾けの流れで学べます。
感情 × 躾け × 境界線 の入門講座。

マザーマインドプログラム(動画)

33,000

お母さん自身の不安・イライラ・罪悪感・疲れをケアし、
「余裕のある心」で子どもに向き合えるようになるプログラム。

愛を学ぶ講座(動画)

33,000

「愛されていない気がする」「ちゃんとできないとダメ」
という奥の思い込みを見つけ、
安心して愛を受け取り・渡せる心 を育てていきます。

感情教育未来アカデミー(子どもごころ学科)

胎児期〜乳幼児期・思春期・大人ごころまでの
感情発達を体系的に学びたい方向けの継続プログラムです。

チャイルドセラピスト講座(専門的に学びたい方向け)

胎児期・バーストラウマ・母子分離不安・感情解放プロセスを
本格的に学び、家庭やお仕事で活かしたい方のための講座です。

7.最後に

親と子は、本当は
「わかり合いたい」「認め合いたい」「深くつながりたい」
と願っています。

その間にあるのは、
お互いの 勘違い と、
まだ癒されていない 小さな頃の感情 だけ。

乳幼児期の心を一緒に学び、
お母さん自身の心も、お子さんの心も、
少しずつやさしく整えていきましょう。