妊娠中、なんでこんな気持ちになるの?
妊娠がわかった。嬉しいはずなのに、なぜか気持ちが不安定になる。つわりがつらすぎて、何も考えられない。急に涙が出てくる。漠然とした不安が止まらない。
「なんで私だけこんなふうになるんだろう」と、自分を責めてしまうこと、ありませんか。
実は、妊娠中というのは、普段の意識よりもずっと心の深いところにアクセスしている状態なんです。
だから出てくる感情は、「今の気持ち」だけじゃないことが多いんですよね。
お母さん自身の幼少期の記憶。さらにもっと前の、赤ちゃんだった頃の感覚。さらにさらにもっと前の、自分自身が生まれてくるときの体験。そういった深い層の感情が、妊娠をきっかけに浮き上がってくるケースが、たくさんあります。
逆に、妊娠中はずっと幸せな気持ちだったという方が、出産した途端に大きな喪失感に襲われて、寂しくて心細くて、まるで自分が赤ちゃんのようになってしまう、ということもあります。
私自身、3人の子を産んでいますが、それぞれまったく違う感情が出てきました。不安、怒り、悲しみ、めまぐるしく体験しました。だから「こうなるものだ」とひとくくりにはできないんですよね。でも、ちゃんと原因があって、解決法もあります。だから大丈夫です。
周りの家族へ、ひとつだけお願い
そんなあなたを見て、周りの家族はなんとかしようと、あの手この手を使ってきますよね。
でも本当は、ただ寄り添って、わかってほしいだけだったりしませんか。
「大丈夫だよ」も「こうしたら?」もいらなくて、ただ「そうなんだね」と横にいてくれるだけでいい。感情を出せないって、本当につらいことなんです。
ひとりでできること
おすすめは、お風呂に入っているときや、ひとりになれる時間に、出てきた感情をしっかり感じて味わうこと。
できれば、タイマーで15分くらい時間をはかって、「感じる時間」をつくってみてください。
そのとき、心の中でこう言ってみるといいでしょう。
「これは今の感情じゃないかもしれない。赤ちゃんの頃の気持ち、もしかしたら私が生まれるときの感情かもしれない。必ず通りすぎる。必ずいつか溶けていく。だから、このまま感じていいんだよ」
すると、あなたの中の感情は「わかってくれた」と少しずつ溶けていって、安心していきます。
妊娠中はとてもナーバスになる時期です。でもそれは、あなただけに起きていることではありません。「自分だけなんで?」と思うから、つい自分を責めてしまうんですよね。
ちゃんと通り過ぎていきます。大丈夫です。
もしどうしても強い感情が出てきて「もう無理だ」と感じるときは、個人セッションにいらしてくださいね。









