女性性の否定
バーストラウマ
「女に生まれた私」は、愛されるのだろうか
父は、男の子を欲しがっていました。
私がものごころついた頃、覚えているのは——
母に「どうして男を産まなかったんだ?」と聞いている父の声でした。
4、5歳の頃、私はなぜか自分のことを「僕」と言い、
実験や探検、野球やサッカー、危ない遊びばかりを好んで育ちました。
父は決して、女の私を愛していなかったわけではありません。
ただ、自分と同じ「仲間」が欲しかっただけだったのかもしれません。
けれど、子ども心に刻まれた感覚は、どんなに遊んでもらっても、かまってもらっても消えません。
「女の私では、愛されない。」
「女の私は、価値がない。」
「愛されるために、父の期待にこたえなきゃ」
もしかしたら、これらの思い込みが深層意識に静かに根を張っていたのかもしれません。
その後の私の人生は、
まさに「女性性の否定」を絵に描いたような出来事がたくさん起こりました。
この話は、実際お会いした方に、お話しています。
ちなみに父は、大人になった私に「あ~女でよかった」と言っていました(笑)
心理セラピスト 西谷真美
女性性の否定とは
バーストラウマの4つのパターンのひとつ。
胎児期・出産時・幼少期に「女(または男)であることを否定される体験」をした時、深層意識に
「女(男)の私には価値がない」
「女(男)の私では愛されない」
という思い込みが刻まれます。
性別を否定される体験には、次のようなものがあります。
- 親が異性の子を望んでいた
- 「女のくせに」「男らしくしろ」と言われて育った
- 性的ないたずらや被害を受けた
- 自分の性別に恥ずかしさや罪悪感を感じてきた
これらは決して本人のせいではありません。
でも、子どもの心は「女(男)だから、こうなった」と解釈してしまいます。
どんな形で現れるのか
女性性の否定のパターンは、大きく2つに分かれます。
①「女を武器にする」タイプ
女性であることを利用して、男性に近づき、見下し、コントロールしようとします。
一見、自信があるように見えますが、根底には「女だから馬鹿にされる」という恐怖があります。
愛されることを求めながら、深く信頼することができません。
いつか捨てられる、という恐怖が消えません。
②「男性に勝とうとする」タイプ
バリバリ仕事をして、男性よりも結果を出そうとします。
「女のくせに」という言葉に、誰より傷ついてきました。
せっかく実力があるのに、経験の浅い男性に先を越される——
そんな理不尽な体験を繰り返します。
※私は②のタイプでした。
どちらのタイプも、パートナーに「女っぽい、ダメンズ、DV」を選びやすいという傾向があります。
無意識に相手を「ダメにして勝とうとする」「必要とされようとする」
——その関係の根底にあるのも、同じ思い込みです。
痴漢や性被害が繰り返す理由
「なぜか、自分だけ狙われる」
「電車に乗るたびに、被害に遭う」
「気がつくと、同じような人に近づかれる」
これも、女性性の否定のパターンと深く関係しています。
「女の私は価値がない」という思い込みを持っていると、
無意識のうちにそれを「証明する出来事」を引き寄せてしまうことがあります。
あなたが悪いのではありません。
ただ、深層意識の思い込みが、現実の出来事を呼び込んでいます。
その思い込みを書き換えることで、繰り返しのパターンは終わります。
癒されると、何が変わるのか
「女の私は価値がない」という思い込みを見つけ、癒し、書き換えていくと——
人生に起きる出来事が、静かに変わっていきます。
パートナーとの関係が変わります。
仕事での扱われ方が変わります。
自分の体を、大切にできるようになります。
そして最終的に——
人は、体が男性であっても女性であっても、
男性性と女性性が統合された存在へと成熟していきます。
仕事や論理的な判断には男性性を。
人を育てたり、美しさをデザインしたり、感性を活かすには女性性を。
どちらかを否定しなくていい。
どちらかが優れているのでもない。
両方のいいところを生かすことができる。
自分らしく、輝いて生きる。
それが、癒しのゴールです。
たくさんの方が、この思い込みを見つけ書き換えることで、
自分の望む幸せな人生を創っています。
他のバーストラウマのパターン
- ① 母子分離不安のパターン
- ② 難産のパターン
- ③ 女性性(男性性)の否定 ← 現在のページ
- ④ 存在価値の否定
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