「第一子のための癒しの講座」開催報告:末子さんにも届いた、深い気づき
2026年9月27日(日)に、オンライン(Zoom)にて「第一子のための癒しの講座~自分に還る」を開催しました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回の参加者は、8割ほどが第一子の方。そのほかに中間子の方、末子の方も参加してくださいました。
この講座では、下のきょうだいが生まれた時、お母さんが出産で入院した時、お母さんを取られた時、大事なものを邪魔された時など、第一子が通ってきた場面を誘導瞑想で一つひとつたどっていきます。そこで飲み込んできた悔しさや寂しさに、大人の自分がきちんと寄り添い、説明し、味方になってあげる。そんな3時間です。
講座の中では、こんなこともお伝えしました。
好きも嫌いも、それぞれ右と左に置いていい。「ひどい」と思った気持ちを、相手のいいところと相殺しなくていい。欲しいものは欲しいと言っていい。お金が欲しいと思っていい。自分に集中していい、断っていい。
第一子の方は「お姉ちゃんだから」「長男だから」と、自分の気持ちを後回しにすることが当たり前になっていることが多いんですね。だからこそ、ここで許可を出してあげることが大切なんです。
そして今回、とても印象的だったのが、末子や中間子の方の深い気づきでした。第一子の気持ちを目の当たりにして、「私は上のきょうだいに、こんなことをしていたんだ」と初めて腑に落ちる。落ち込むほどの気づきは、正しく反省できる心が育った証拠です。人間関係で起きることは、親きょうだいとの関係から来ています。ここを癒しておくことは、第一子の方にとっても、その他の兄弟構成の方にとっても、本当に大事なことなんです。
参加者の皆さまの声をご紹介します(抜粋・編集しています)。
参加者の声
◆第一子のための講座ですが、末っ子の私でも参加して本当に良かったと思いました。姉の気持ちが少しわかり、自分にも当てはまる部分があり、何より、かつての私が姉に何をしてきたのかがよくわかりました。姉に謝罪ワークをしていたところ、「本当は好きなのに見下してしまう」という自分を発見しました。姉のことを「本当は好き」と思ったことはなかったので、この言葉が出てきたことは一歩前進だと感じています。
◆好きな相手の嫌なところを、いいところとくっつけたり、「私だって世話をかけているから」と打ち消そうとしたりしてきました。でも少し経つとまたモヤモヤ、の繰り返しでした。「好きも嫌いも、それぞれ右と左に置く」というのは画期的でした。嫌い、ひどいと思っていい、相殺しなくていいと言い切ってもらえて、モヤモヤがなくなり楽になりました。
誘導瞑想でも、ひどいという思いはそのままでいいと教わり、大人の私と真美先生が叱ってくれたことが、本当に嬉しかったです。わかってくれる味方がいたからこそ、罪悪感をごまかさずに、上のきょうだいにも素直に「ごめん」と思えたのだと思います。
「欲しいと思っていい」「一度でダメなら何度でも」「自分に集中していい、断っていい」という言葉も、今の私にとても必要なことでした。
◆濃く、気づきの多い3時間でした。「私のことを理解してくれた、わかってくれた、これが欲しかったんだ」と、涙がいっぱい溢れました。何より、心から深く癒されました。
一人の人間として尊重してほしかった。自立して生きる方法を教えてほしかった。成長する過程を見守ってほしかった。そして、お金が欲しい。今まで無償で奉仕しすぎていたことにも気づきました。
最後の誘導瞑想は、これまで自分にダメとしてきたことばかりで、「やっていいんだ」と肩の力が抜けました。認められたくて、必要とされたくて、誰かのため、組織のために努力してきた自分から卒業しようと思います。もう自分のために生きていい、幸せになっていい、と自分に言ってあげられそうです。
◆パートナーが誰かに取られてしまうのではないかという妄想は、以前別の方法で癒したつもりでしたが、なかなかなくなりませんでした。浅い部分にとどまっていたのだと気づきました。
病院へのお見舞いの誘導瞑想では、すごく感情が出てきて涙し、癒されました。あの時、私はお母さんに甘えたかったんだと思います。「もういい!」と言いがちなのも、お母さんとの間の壁から来ていると気づけてました。親や妹に怒っていい、それをイメージの中でやってみます。胎児期も見ていく必要があると思いました。
◆これまで他でも誘導瞑想を受けてきましたが、何が変わったのかはっきりわかりませんでした。今回、胎児の時からのトラウマを解決する必要があると教えていただき、もっと具体的に学んでいきたいと思いました。
◆2回目の受講ですが、前回とは誘導瞑想での反応が違いました。母が出産で入院する場面では、今まで感じたことのない「見捨てられた感」と恐怖が出てきました。妹に邪魔される場面では、大人の私と先生が怒ってくれるのを聞いて、少し安心しました。目がパチッと開いたのは「お金が欲しいと言っていい」ということです。「長女だから仕方ない」「お金じゃないから」と言い聞かせてきましたが、正直「損」していました(笑)。あらゆる人に「母」を求めていたことも、やっと自覚できました。
◆この講座は初めてでしたが、もっと早く受けておけば良かったです(笑)。早速、弟が生まれた時の様子を母に聞いてみました。誘導瞑想中、母と私のことに、私と娘のことが重なって出てきました。私も息子を産む時、夜中だったので娘を起こさずに病院へ行きました。娘も同じ気持ちを持っていたのかな、悪いことをしたなと思いました。
◆あれから毎日講座の音声を聴いています。ワークの中に「お母さんとの壁を作っている」というものがありました。昔から思っていたことではありますが、今回、自分にも壁があると感じました。
末子代表(笑):Mさんの声
最後に、末子の立場から参加してくださったMさんの感想をご紹介します。講座のあと別の機会にお話を伺い、「末子の人にこそ聞いてもらいたい」とのことで、掲載のご了承をいただきました。
第一子の講座に参加させていただき、本当に良かったと思っています。
正直、申し込むまではかなり迷いました。それでも「やっぱり出たい」という気持ちが勝って、ギリギリで申し込みました。
参加者の8割ほどが第一子の方でした。講座のZoomに入った瞬間、皆さんの顔がパーッと見えた時、すごく怖かったんです。第一子のオーラというか、怒られるんじゃないかという感じがして、その場にいるのが怖くてたまりませんでした。それだけ私は兄にやってきたんだと思います。
講座を通して、「私は兄にこんなにひどいことをしていたんだ」と、初めて本当にわかりました。何かやっているんだろうなとは思っていたけれど、実際は全然わかっていなかったんです。皆さんが苦しんできた姿を見て、本当に申し訳なくて、末子を代表して謝りたい気持ちになりました。そして、すごく落ち込みました。今もその余韻の中にいます。
気づいたのは、兄に教えてもらうこと、助けてもらうことを、私はずっと当然だと思って生きてきたということです。上の人は助けてくれて当たり前、教えてもらうのが効率的で、一からやるなんて無駄だと。でも、兄が一つひとつ自分で積み上げてきたものを横からパッと取るのではなく、私も私なりのやり方で一からやっていけば、これから本当の力がつくのだと思えるようになりました。
この気づきは、職場でも変化を起こしました。いつも休む同僚がいて、そのたびに「私を差し置いてなんで休むの、助けてもらえないじゃない」とイライラしていました。それは兄をその人に重ねていたんだとわかったんです。先日もその人が休みましたが、初めて「今までたくさん助けてくれてありがとうございました。私はもう大丈夫です。どうぞお休みください」という気持ちになれて、まったくイライラしませんでした。
そして、自分の子育ても振り返りました。次男を産んで入院していた時、おばあちゃんに連れられて病院に来た長男の顔が、ずっと忘れられずにいました。笑っているのでも泣いているのでもない、困ったような、何とも言えない顔でした。あの時、長男は本当にそういう気持ちだったんだと、今回初めて理解できました。「上の子を優先した方がいい」という知識はあって気をつけていたつもりでしたが、末子の私は無意識のうちに、上の子に理不尽な扱いをしていたのだろうと思います。長男にも申し訳なかったという気持ちが出てきました。
やっと兄への申し訳ない気持ちに気づけたことが、自分でも本当に良かったです。ようやくスタートラインに立てた気がしますし、これまで学んできたことが、ここからやっと始められそうな気持ちです。
この講座は、ぜひ末子の方にこそ聞いてもらいたいと思います。
皆さま、心のこもった感想を本当にありがとうございました。
講座のあとも、余韻が続いているという声をたくさんいただいています。一度で終わりではなく、何度も音声を聞き返したり、誘導瞑想を繰り返したりすることで、さらに深いところが癒されていきます。焦らず、ご自分のペースで続けてくださいね。
第一子の方はもちろん、下のきょうだいの立場の方にも、ぜひ受けていただきたい講座です。次回の開催が決まりましたら、またお知らせします。
心理セラピスト 西谷 真美










